元代々木ゼミナール講師 定松勝幸先生 オフィシャルファンサイト

定松先生 ブログ

2009/02/05 Updated

受験生へ

 入試の本番で落ち着いて問題を解けるコツを教えたいと思います。
 私はめずらしいくらい本番に強い人間だと思います。練習より本番のほうが結果がよいこともよくあります。
 「練習でできたことが本番ではできない」と悔しがる人には申し訳ないのですが、私の場合、練習でできたなら本番でもできますし、練習でできなかったことも本番ではできてしまうこともあります。
 最初からそうだったわけではありません。私は高校受験で大失敗しています。なんと、あがってしまって、問題用紙が真っ白に見えて、1題も解けなかったのです。正直、受験番号と名前も正しく書けたかもわかりません。
 その日の試験終了後、自宅に帰り、ベッドに横になって考えました。「なぜ、そんな状態になったのか?」と。そうすると、ひとつの仮説が浮かびました。
 実力以上の結果を期待していたのではないか?だから、解けない問題が1題目にあったので、あせってしまったのではないか。解けない自分を受け止め切れなかったのではないか?  ここで、解けないのは過去の努力不足の自分のせいであり、それを素直に認めることができたら、その問題は捨てても、他の解ける問題を失点することはなかったのではないか。結局、努力もしないでいい点数を取ろうなんて、あつかましい自分がいけなかったのです。
 それ以後は受けた試験であがったりすることはなくなりました。解けない問題が出ても、笑えるようになりました。実際、本番の試験の最中はいつも笑っていました。おそらく、練習のときより本番のほうがリラックスしていたような気がします。練習のときは、できないと悔しがりますし、できない自分を悲しく思います。しかし、本番では、できない自分がいても「これが今の自分だ」と堂々としていますし、やったことのない問題がでたら、「やっていない自分が悪い。」、「この問題ができたら、これが解けるような努力をしてきた人に申し訳ない。」と思い、素直に捨てて、努力した範囲内で解ける問題を確実にものにする、という方針でやってきました。
 
 私は入試前に神頼みはしません。あえて、神に祈るならば、「その大学に合格するのにふさわしい努力をしてきたのならば、合格させてください。努力が足りないのなら、不合格にしてください。」です。大失敗の入試の以後に受けた入試では、いつも、「入試を楽しんでくる。」という態度で受けてきました。試験の最中、『合格したい』なんて思ったことはありません。『この時間をせいいっぱい楽しもう』としか考えていません。それが、よかったのでしょうか、入試をうけることが楽しくてたまらなくなりました。できるから楽しいのではありません、できないときも、できない自分を楽しむのです。

 人は、自分の経験の範囲でしか理解できないものだと思います。私の言っていることが、すべての人にあてはまるかどうかはわかりません。今回の内容で確かな真実はひとつだけです。『私はこの考え方で成功した。』です。参考になる人、参考にならなかった人、いずれの人も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 2009年 2月6日    定松 勝幸

[定松先生の人生観]

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先生のブログを読んで

定松先生、こんにちは。このブログを読んで緊張感が少しほぐれました。というのも私は現在福岡県の某F大学(有名)の法学部1年生です。そして今年再受験します。志望大学は熊本県の国立大医学部を受験します。実は私、一昨年(2007年度)代ゼミ熊本校で1年間浪人生活をおくっていました。勿論、定松先生の授業も受けていました。先生の数学に関する考え方は私の今までの勉強法を見直さなければならないほど奥深いものでした。浪人生活1年で国立大医学部を受けましたが、だめでした。これ以上両親に迷惑はかけれないのでセンター利用で受かった今の大学に入学することになりました。将来は、国家公務員か税理士、司法書士になろうかなと思ったことがありますが、ふと浪人生活を振り返って本当に自分は1年間悔いの残らないくらい努力したのかと思い直したとき、多額の授業料及びその他含めてお金をかけさせてもらった両親に対し、申し訳ない気持ちがこみ上げ、昨年1年間の半年(8月以降)大学再受験を望むことにしました。(両親にも話しました。)初めの前期で単位をとってしまうだけとって、後期を楽にしました。おかげで空いた時間を有効に使い、センターも9割以上とれ、あとは2次試験にのぞみます。 本心は合格したい・・・ですけど、これだけ自分は精一杯努力したんだ・・だから例え不合格になっても後悔しないと思うし、受験を楽しんできたいなと思います。本当に楽になれたと思います。 追伸;コメントととながら自分の人生感を語ってしまいすみませんでした。

2009/02/17 医学部再受験者

楽になりました

定松先生こんにちは. 少しふっ切れて,緊張し続けていた心が軽くなりました. 本番では,謙虚な気持ちで堂々と試験に臨みたいと思います. とても参考になる人生観をありがとうございました. では.

2009/02/09 本部校の理三志望