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定松先生 ブログ

2009/03/12 Updated

宮崎西校での講演の体験レポート(レポーター:金星麗奈)

 2009年 宮崎西高等学校 春期学習会 
日時:3月7日(土曜日)、3月8日(日曜日)
会場:宮崎産業経営大学


3月7日、8日の2日間にわたって宮崎で学習会が開かれました。
 教科は先生の担当する数学に加え、国語と英語の3教科です。講師は各地の予備校から厳選されて集まってこられた凄腕ばかり。参加者は、宮崎西高等学校の2年生ほぼ全員と一部(理数科)の1年生。

 参加は希望者のみ、しかも授業は土日を通してのことでした。90分の4コマを受けるという経験も、今までにないことだったでしょう。対象者がほぼ全員が参加するということだけで、生徒さん達の「学ぶ」ことへの意識の高さがうかがえます。
 これだけの人数を入れる教室は高校にはないので、大学(宮崎産業経営大学)を借りての講演となり、かなり大規模なものになりました。

 以下は定松先生の講演の内容です。

「私は90分で、みなさんの人生を変える!」
この言葉で授業ははじまりました。
「おぉーーーー!!」
という、ノリのいいどよめきとともに、生徒の目と心が一点に集まるのを、彼らの背中からも感じることができました。

 懇親会で西高の先生方とお話をしていて、定松先生は
先生方の生徒への並々ならぬ熱意を感じたようです。そして、こんなに一生懸命な先生方の力になりたいと思うと同時に、こんなに愛されて生徒たちは幸せだという気持ちでいっぱいになったのだと思います。
 前置きで、こんなこともお話しされました。
「この授業が終わって、君たちがとてもよかったと感じたなら、ご両親と先生方にありがとうと言ってください。
私が今ここでお話ができるのは、ご両親と先生方のおかげです。」
先生らしい前置きだったと思います。

 さあ、授業が始まりました。

 人生を変えるきっかけなんて、どんな授業なんだろう?
私もわくわくして、先生の授業に精神を集中させました。
ちなみに、私事で申し訳ないのですが、
高校時代の最大苦手科目、それは何を隠そう、数学でした(苦笑)
のはずなのに、いつもいつもなんでこんなに楽しいんだろうと思ってしまう。
 先生の授業は、本当に魔法のようなのです。
引き込まれてしまう。
 わかる楽しさを教えてくれるのです。

 さて、数学の勉強で必要なこと、数学のみならず、
学ぶために大切なことっていったいなんでしょうか?
それを考えたことのある人はどれくらいいるでしょうか?

 多くの人たちは、疑問を持つことに慣れていないと思います。
 質問されたら答えるということは得意だけど、
自分が質問するのは苦手だったりしませんか?
なんとなく、で説明できることなんて数学ではひとつもない。
でも、そのあたりまえの事実はほとんど意識されることがない。

 例えば数学の公式や定理が、どういう目的で作られて、
どういったときにどう使われるのか。
それを常に考えている人がどれだけいるでしょうか?
疑問を持つこと、それがはじまりあり、もっとも大切なこと。そして、そこから根底にある考え方を探し出すことができる。
先生はそれを[数学的思考]と説明していました。

 なぜ・どうして?を生み出すことが、本当に学ぶことのカギだったのです。

 授業として問題を扱いながら、先生が真に伝えたかったことは、勉強の本質でした。
まじめにコツコツがんばっても、学ぶことの本質がわかっていなければ身にならない。
 
 勉強の仕方を間違えるな!
 
 努力の仕方がうまくなれ!
 
 数学では、同じ問題をコツコツ何度も勉強しても、
実力につなげることはできません。
数学の問題というのは、地名や歴史のように変えることのできないものとは違い、
作ろうと思えば無限に作れるのです。
数学的思考とは、なぜ・どうして?をもとに一般論を見つけだすこと。
それがわかれば、初めて見る問題にも対応できる。
根底にある考え方・理屈を学ぶことが、ゆるぎない実力につながるのです。

 最後に印象的だったお話をひとつ。
『エジソンの母』のお話です。
エジソンは、小学校の時に学校をやめています。
彼は自分のなぜ・どうして?を解決するために、先生を質問攻めにして、けむたがられていたそうです。
 ついに学校に母親が呼ばれました。
 事情を説明されて、エジソンの母は、
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。よく叱っておきます。」
というかと思いきや、
「うちの息子が天才だったとは知りませんでした。学校をやめます。」
といって、エジソンを連れて帰ったそうです。

「君たちもいつか親になる。
親になったときに、本質を見抜く目を持っていて欲しい。
エジソンの母になれ。」
それが言いたかったのだと思います。
受験前の高校生にこんなことをお話するなんて、
よほど期待しているのだなと感じました。、

 あちこちに驚きをちりばめながらの授業は、
生徒たちをぐんぐん引き込んでいき、最後は唖然という感じで終わりました。
 あいた口がふさがらない・目からウロコ。
まさに定松先生の授業にぴったりの言葉です。
突飛だと思うほどの切り口が、また心地いい。
あっという間の一日でした。
 
 講師控室に入ってくる生徒さんの、
少し興奮気味できらきらした目がとても印象的でした。
人生が変わるきっかけを映した目にみえました。

 子どもの目線。
冗談で言っているのではなくてまじめに、
先生の物事の捉え方は、子どもの目線ととてもよく似ていると感じました。

 私には2歳になる娘がいますが、
彼女の世界は不思議なものであふれているのです。
洗濯物を干すこともたたむことも、彼女にとっては不思議でならない。

 なんでなんだろう?どうしてなんだろう?
当たり前のことなんてほとんどなくて、頭の中は疑問でいっぱい。
そして、その答えが知りたくてたまらない。
先生にとって、疑問を持つこと・考えることは
今でもごく当たり前のことなのでしょう。

今回もたくさんの発見がありました。
気付きをいっぱいいただきました。
先生、お疲れ様でした。
ありがとうございました。

ファンサイト事務局  金星麗奈




[ファンサイト事務局より]

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